1. 発音矯正指導は『ゆっくり』ならすぐ矯正できる。だが、通常の口調になると元に戻る。
  2. 『発音指導』にせよ『発話中の文型指導』にせよ、音声に関する『動機づけ』は重要だと感じる。しかしその効果測定が客観的にできない限り、教育の効果は測れない。(かといって、発音を日本語能力の成績にしてよいのかどうか、判断に迷う。)
  3. シャドーイング』を始める日本語の授業が増えているような気がする。その効果について、頭では理解できるのだが、胸中に妙な違和感を感じるのは何故なのだろう。
  4. 『音声』や『文型』に力を入れるのなら、もっと『文字(漢字・片仮名・きれいな字)』にも力を入れるべきかもしれない。
  5. 『〜です。』の『す』が無声音であることを気付かせようとしていたのだが、ある中国人留学生は、「自分達の『す』には『シュ』という拗音に/r/のような音を伴って発声している」ことにも気付いていた。