日本語能力試験の1級と2級に対応していた従来の本から、N1、N2、N3に対応したものへと改訂されたものが出たようです。中上級向けの文型を調べる時、この本は「動作の対象」とか「目的・手段・媒介」のように、機能で文型を分けて説明されているので、類似文型がわかりやすくて非常に便利です。また、初級用にどんなときどう使う日本語表現文型200 初・中級 (アルクの日本語テキスト)があり、この本のコラムに書かれている「意志動詞と無意志動詞」に関する内容はわかりやすくて助けられました。『みんなの日本語』だと30課以降で「意志・無意志動詞」がわからないと非常に困るので、「自他動詞」を教えながら、いかにスムーズに「意志・無意志動詞」を教えるか考えるのに外せない本です。