1. やはり「みんなの日本語」はどんどんガンガン急いで進めながら、2週間に1度程度、復習しながら進むのがいいと思った。初級はゆっくりやるとダレル。危機感を与えながら、飢えを埋め、解放してやる必要がある。
  2. 「なにか質問がありますか」よりもちょいちょい隙を作って話題を広げるほうが発展練習になる。
  3. 教師は時々教卓の横に座って、目の高さを学生と等しくしてみるといい。
  4. 似たような言葉はあっても、同じ言葉はないのだ。理解できるだけでいい言葉なんてない。言葉は使われるためにある。新語導入では、使うための練習にもっともっと重点を置く必要がある。
  5. 笑ってるってことは理解できてるってこと。ギャグじゃなく、ジョークの言える学生になって欲しい。駄洒落でもいい。
  6. 非漢字圏の学習者には意外と書道が効果的のような気がする。
  7. 日本に来て2ヶ月近くなる中級前期の学生で、日本人学生と話をしたことがない者がクラスの半数以上もいた。会話授業でインタビューやアンケートをさせるというのは、僕が考えている以上に大切な動機付けなのだろう。質問には工夫が必要だ。